海外に行く。そう思ったら読むブログ

元国際線CA 旅好きミニマリストの、海外旅行や生活を身軽にするライフハック

【海外/体験談】中国人に間違えられた時の対処法と気持ちの整理法

 

海外で長く過ごしていると、
「Chinese!」と叫ばれたり、スペイン語圏なら
「¡China!」と声をかけられたり、

 

時には中国語で話しかけられることもよくあります。

 

おそらく、多くの日本人が海外で一度はこのような経験をしたことがあるのではないでしょうか。

 

私自身も、スペインで生活していたときや、旅行中に

何度も「¡China!」と呼ばれたり

突然中国語で話しかけられたことがあります。

 

初めてこのような経験をしたときは、とても驚きましたし、

少しショックを受けたのも事実です。

 

しかし、何度も同じ経験を重ねるうちに、
どう対応するのがベストか、自分の中で整理できるようになりました。

 

この記事では、

私が体験した中国人に間違えられた時のエピソードを元に、

その時の気持ちやどう対処したか、また気持ちの整理方法についてシェアしたいと思います。

 

初めて間違えられた時の戸惑い

私が最初に中国人に間違えられたのは、ヨーロッパの小さなカフェ。

 

注文を終えた後、店員さんが「Are you Chinese?」と聞いてきたのです。

正直、その時は少しショックを受けました。

 

「日本人なのに、なぜ中国人に?」という気持ちが強かったです。

スペインで生活している時は進撃の巨人が流行っていたこともあり、アニメの影響から「日本人?」っと聞かれることもよくありました。

なので、当時の自分にとっては珍しいことだったのでショックでした。

その時に、初めて

自分の中に「日本人」というアイデンティティがあるからこそ傷つくんだと実感したことも覚えています。

 

なぜ「中国人?」と聞いてくるのか

このことについて考えるようになり、自分の中で整理をしました。

大きく理由は3つ

  • 人口が多い
  • 各国に中国文化がある
  • 人種の存在感が強い

 

2024年世界人口は81億1900万人に対して、中国人は14億1,932万人

 

つまり世界に生きている人の約17.5%が中国人です。

人口1億人を超える国は約10〜15ヵ国程度しかないにも関わらずです。

 

冷静に考えるとすごいですよね。

 

このうちの約5000万人が海外で生活をしていると言われています。

さらに多くの国には「チャイナタウン」が存在します。

 

アメリカの有名な場所だけで10箇所。

 

アメリカ合衆国

 

小規模なものも含めると世界に100以上あるのではないでしょうか。

 

本来なら自国の文化にしか触れない国であっても中国文化が身近にあるのです。

 

日本にも長崎・神戸・横浜と歴史的に貿易をしていた地域には中華街があるのと同じように他の国にも発展しています。

 

これってすごいことだと思うんです。

 

異国にいても自国にいるのと変わらないようなコミュニティーが存在して自分達が住みやすい環境を、自分たちで整えている。

 

どの国に行っても、彼ららしく生活をしている人種の強さ、アイデンティティの強さに初めは嫌気を感じていたこともありましたが、もはや一周回って大尊敬しています。

(海外で生きる上ではそんな強さが必要な場面も多いので)

 

 

中にはアジア=中国だと思っているという人がいるほど

 

異国の地でも強烈なエネルギーで生きている
彼らのパワーと強いコミュニティが存在しているからこそ

中国人?と言われても不思議じゃないと考えるようになりました。

 

 

 

対処法:シンプルに訂正する

その場をどう過ごすかも大事。
以下のようなシンプルな対応方法で過ごしています

 

  • 笑顔で訂正する: 「No, I'm Japanese!(いえ、日本人です)」と、穏やかな笑顔で返すことがポイントです。相手も悪気があるわけではないので、気軽に訂正するだけで十分です。

  • 会話をポジティブに広げる: 訂正後、「How about you?(あなたは?)」と質問し、相手にボールを投げて会話を続けるのも効果的です。交流の機会として楽しむことができます。
    ここで話していると、悪気があったのか、ないのかそんなこともわかります。

 

とはいえ、中には悪意を持って言ってくる人も一定数います。


個人的な経験上

  • 知識が乏しい人
  • 酔っ払い

のどちらかですね。

 

なので、相手にしないのが正解です。笑

「電車の中で叫びまくってるおっちゃんと同じ。」と思って距離をとりましょう。

 

 

感情の整理法:自分のアイデンティティを大切に

何度も中国人に間違えられると、
「なぜ自分の国籍や文化を理解してもらえないのか」と感じることもあります。

 

その感情を前向きに処理するために、以下の方法を実践しています

 

「違い」を楽しむ:
海外では、日本人も中国人も「アジア人」として見られることが多いです。

その国の文化が強い地域・外国人が珍しいエリアでは、特にその傾向が強いです。

ある程度は仕方ないと思って割切りつつ、何か聞かれた時には答えられるよう
日本の文化や歴史についても勉強するようにもなりました。

他国との類似点を受け入れる:

日本と中国は、地理的にも文化的にも類似点が多いです。
そのため、間違えられるのは自然なことだと感じるようになりました。

異なる文化に触れる中で、「どうしてそう感じたのか」相手の立場に立って考えることが、感情の整理に役立ちました。

そして、せっかくその国で過ごしているなら、その国の文化を自分も取り入れてみるのもオススメです。

相手を知ると少しずつ気持ちや感情も理解できる幅が増えていきました。

 

経験を活かして前向きに

この経験で、私は自分自身のアイデンティティを改めて考えるきっかけを得ました。

そして、

「日本人としてどう見られるか」だけでなく、
他国の文化や背景を理解しようとする姿勢が重要だと気づきました。

 

その人にとって「日本人」が初めだったり「日本」が身近でないなら、

私の印象=日本の印象となるので自分の振る舞いや行動についても気をつけています。

 

 

おわりに

「中国人?」と聞かれても

中国語で話しかけられても

相手に悪気がないこと、そして異文化理解の違いからくる誤解であることがほとんど。

 

初めはびっくりするかもしれません。

でも、気にする必要は全くないです。

 

どう対処すれば自分の気持ちを守りつつ、相手とも良好な関係を築けるかを考え過ごすのが健康的にもおすすめです。

 

お互いの文化や考え方を尊重しつつも、自分のアイデンティティも大切にしながら、良いコミュニケーションを心掛けることが大事だと思います。

 

私にとってこの経験は大きな学びの一つとなりました。

 

きっとこの記事を読んでくださったという事は
似たような経験をされた事と思います。

 

もし少し吐き出したいなと思ったなら、遠慮なくコメントしてくださいね。

 

少しでも、もやもやの解消にお役に立てれば幸いです。